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私のこれまでの歩み

豊田小原和紙工芸作家 
山内 章平 略歴

1985年 愛知県生まれ
2010年 京都造形芸術大学 美術学部染色コース 卒業(現 京都芸術大学)
京都造形芸術大学卒業制作展 混沌賞受賞
第42回日展 初入選(以降2017年改組新第4回日展まで計8回入選)
2011年 第15回 工芸美術 波光展 初出品(以降2017年まで毎年出品)
第21回 工芸美術 日工会展 初入選
碧南市藤井達吉現代美術館 第3回 スピリッツ展 初出品(以降2022年現在毎年出品)
2012年 第22回 工芸美術 日工会展 日工会賞受賞
2013年 小原和紙工芸会 会員
豊田市文化振興財団大会 特別表彰 文化新人賞受賞
第23回 工芸美術 日工会展 奨励賞受賞
2014年 碧南市藤井達吉現代美術館 小原和紙工芸会展 出品
2015年 東海東京証券プレミア美術展 山内一生・知子・章平 三世代展
工芸美術 日工会 会員
松坂屋名古屋店にて 山内章平 作品展“水”を辿って、“空”を仰ぐ(初個展)
2016年 東海東京証券プレミア美術展 山内一生・知子・章平 三世代展
IAPMAブラジリア大会(豊田国際紙フォーラムのIAPMA誘致委員として)参加、
現地にて『あおぞら』を展示
2017年 東海東京証券オルクドール美術展 山内一生・知子・章平 3世代展
第27回 工芸美術 日工会展 日工会会員賞受賞
2018年 東海東京証券オルクドール美術展 山内一生・知子・章平 3世代展
IAPMAソフィア大会(豊田国際紙フォーラムのIAPMA誘致委員として)参加、
現地にて『こんじき』を展示
2019年 第57回 豊田市民美術展 審査員
2020年 豊田市小原和紙のふるさと 小原和紙美術館
HEKINAN・OBARAから それぞれのスピリッツ展Ⅻ 出品
第58回 豊田市民美術展 審査員
2021年 豊田国際紙フォーラム 参加
2022年 豊田市制70周年記念展覧会 芸術の隣人たち-豊田気鋭のアーティスト展- 出品
現在(2022年5月1日) 豊田小原和紙工芸会 会長

将来への取り組み

原料は、楮という樹木です。
その表皮を用います。
大樹になった楮ではなく、たけのこの様に、まだ若いうちの楮を年に一度刈り取り、 カンゾカシキという表皮を剥ぎ取る過程を経て、紙漉きの原料となってゆきます。 楮の育成、栽培に関わる地域、人々は、近年減り続けております。
そこで、かつての様に、手の行き届く大地で、楮を植え、その生を甘受し、 自然循環に則り、生きてゆけるよう取り組みを始めました。

かつて、藤井達吉翁は、師匠たちに「自然に学べ」と繰り返し説いたのです。
楮を見つめ、その根がはる大地に身をおくと、何かが聞こえてきます。
楮の命の鼓動を通して、自然の摂理、何をして良いのか、いけないのか、どんな生の躍動を、感動を目に見える世界に現せるのか、自然と感じ入る次第です。
楮を通して、目に見えない世界と繋がれることがあると思います。
楮以外の樹木、植物でも、そうなれると思います。
楮から作品に至る道を最初に辿るのは、作者ではございますが、自然に学ぶこと、自然に学んだことを作品を通して、そして、楮の命の力をかりて、現してゆける様に続けてゆけることが、生涯の課題です。